たったひとなつ

ドイツに行く、記録。
May 2 '12

学校の決め方

そんなこんなで、ドイツに行くことを決心した。
(って言ったって、夏休みの1ヶ月間行くだけだ。でも、わたしにとってはすごーく大きな決断だった。)

まずしなくちゃいけなかったのは、学校選び。
研究室に貼り出されていたポスターは、フランクフルトとバイロイトの大学のものだった。
それぞれサイトのアドレスが書いてあったので、アクセスして詳細を確認する。

バイロイトのほうはとても親切で、各種費用はもちろん、遠足の行き先なんかも書いてあった。
わー、なんだか…楽しそう!むくむくと行く気がわいてくる。
いいんじゃない、いいんじゃない?ここにしよう。

フランクフルトのほうは、サイトがわかりにくかったんだか求められるドイツ語レベルがちょっと高かったんだか(すみません、忘れた)で、候補から外し、わたしはすっかりバイロイトに行く気になったのだった。

親にもメールした。とうとうドイツに短期留学します、バイロイトに行きます、と。

しかし、一晩寝て少し浮かれ気分も収まると、はたと思った。
もう少し、他のコースを見てみてもいいんじゃないか?と。

わたしは、どこかに行ったり何かを買ったりするとき、いつもネットで情報を探して比較検討してから行動する情報依存気味の人間だ。でも、今回は浮かれてまだそれをしていなかった。

もう少し他のコースを探して、良いところがなかったらバイロイトにすればいい。確か、DAADというところで留学先が探せるんだよな。あと、ゲーテインスティテュートも有名だよな。
という感じで、DAADとゲーテのサイトで、他の留学先を探すことにした。ちなみに、DAADはトップページからどうやってサマーコースを探せるのかわからなかったので、「DAAD Sommerkurs」で検索してページを見つけた。とほほ。

こうしていくつか見ていくうちに、自分の求めている条件がはっきりしてきた。

・8月中に開催され、期間が4週間前後であること。
・語学学校ではなく、大学主催のコースであること。
・わたしの語学力、つまりA1レベルから参加可能なこと。
・あまりみっちり勉強するコースではないこと。

一つ目は、7月だと試験期間が終わったばかりでばたばたするし、9月に入るとサークルの合宿に行けなくなる可能性があるから。
二つ目は、日本の大学生として、あっちの大学の雰囲気も味わってみたかったから。
三つ目は、そのまま。読み書きは多少できても、話す・聞く能力はさっぱりなので、A1から対応してないと無理だろうと思ったので。
四つ目は、まあせっかくドイツに行くのだから、何よりあっちの空気や人との付き合いを目一杯エンジョイしたいな、という理由。もちろん、みっちり勉強なんていやだ〜〜という気持ちもあり。

このような条件で絞り、さらに費用や課外活動の内容を比較した結果、

第一希望 ゲッティンゲン
第二希望 ボン
第三希望 トリアー

となった。ゲッティンゲンの魅力は、費用は高かったけど、午後の活動にSommerchorがあったこと。歌が好きで、合唱に飢えているわたしにはもうこの単語が決定打だった。そんなんでいいんか。いや、まあ、諸費用もはっきり書いてあって安心感があったし、遠足も楽しそうだし…ごにょごにょ。ちなみに、ゲーテのコースは費用が格段に高かったので、候補からは早々にはずした。

さあ、いざ、申し込み!と、ゲッティンゲンのサイトを開いたのだが、そこにはなんと、

定員に達したため締め切り

というお知らせが…!!

まじですか。

うわあ。

いや、いやいや。
落ち込んではいられない。
ゲッティンゲンがこうなら、他のところも定員が危ういかもしれない。さっさと気持ちを切り替えて、次の候補に申し込みだ。

次の候補、つまり、ボン!

お尻に火がついたわたしは、すぐにボンの申込書をダウンロードして、コンビニに走って印刷し(プリンタ持ってない)、ポストに投函してきたのだった。ちなみに、ボンの去年のコースの案内を見ると、ここにも午後にSommerchorのクラスがあったみたい。今年もあるかはわからないけど、ちょっぴり期待…。

May 1 '12

はじめの一歩

4月27日、ドイツはボン大学のサマーコースの申込書を、投函した。
…投函しちゃった−。
はははは。

わたしは怠惰だ。
小心者だから、やらなくちゃやばいことになることがらに関しては、ある程度きちんとこなす。大学でも単位はほとんど落としてないし、試験でそんなに悪い点を取ったこともない。 授業も至ってまじめ。
でも、その枠を越えたことがらに関してはもう、ずぼらの極み。やる気もなければ興味も薄っぺらい。のんびりと、疲れない範囲で、楽しいことしかしない。成長も刺激もいらなーい。

そんな具合だから、ドイツ語を専攻しているにも関わらず、一度もドイツへ行ったことがないまま4年生の春を迎えてしまった。
 前述のように、授業では一応優等生だったため、 ドイツ人の教授には「出来るのに、なぜドイツへ行かない!?」と半ば責められ、周りの子たちは短期や長期で留学した話題で盛り上がり…心の片隅にしょんぼりした気持ちを抱きながらも、「彼氏と離れるの寂しいし、お金の面で親に負担かけたくないし、かといってがしがし働いてドイツに行くお金を作る気力もないし」という理由で、留学を真剣に考えたことはなかった。

そんなわたしがなぜ今回の申し込みに踏み切ったかといえば、なんてことはない、
多少のお金が出来たから。
そして、ちょっと負けず嫌いな心が目を覚ましたから。 

お金は、最近流されるままにシフトを引き受けていたら、予期せず月100時間以上働いていため、航空券を買えるくらいの金額は貯められる目処が立ったのだった。
そして負けず嫌いな心を刺激したのは、今年受けた授業だった。
単純に単位と曜日・時間の関係で取ったドイツ語の授業だったのだが、その内容が留学する・留学した人に焦点を置いたものだった。当然、留学経験者が多く、年下たちがバンバンドイツのどこそこへ行った、ドイツはどんなだったと話してるのだ。
なんとなく、くやしい。
そして、うらやましい。 

こうして悶々しているときに目に入ったのが、専攻の研究室の掲示板に貼り出されたサマーコースのポスターだった。
かくして、わたしは初めてこう思ったのでした。
ドイツ、行ってみよう、かな。